語彙力〜的なノリについて

どういうコミュニティでかということは最近の世間の動きがわかっていないので正確にreferできないのだが、「(何かのコンテンツがよすぎて)語彙力(消失してしまって稚拙な表現でただただよかったということを伝えるしかない)〜」的な表現があるけど、あれすごく嫌い。
知性の敗北、文化の対極、痴愚神礼讃やん。
むろん文章にしてしまうと失われてしまうものだらけであるのはわかるが、文章を書く以上は文章でベストを尽くすしかないじゃん。

そもそも「〇〇力」の〇〇には何か動作を表す語が来るべきと思っているので、「語彙力」という単語自体気に食わないし…(「人間力」以来ひろく巷間に流布した誤用という認識)

まあ、自分が、何かに接しても情動よりもこれはこうだからこうだというつまらない分析ばかり頭に浮かんできて、そのものの感想というよりはむしろ、そのものを触媒とした何か一般的な事実に関する考察を出力しがちな人間、つまり文章にしやすいものばかり出すタイプだからそう思うだけなのかもしれないけれども、何にせよ嫌いということです(たまには情動を前面に出して語彙力消失してみた)。