色々勉強はしたいのだが、したい勉強をすべてしていたら他の活動は何もできない。


どうも僕は怠惰な割に完璧主義的なところがあって困る。


たとえば、小学校のときに、円周率3.14では物足りず、3.141で計算しようとしたりね。
ええとつまり、3.14でpiの精度をあきらめるのが我慢ならなかったわけですね。
3.14で計算するんだったら3.141で計算するほうが正しい値に近いんだから、当然真の値に少しでも近づくべきだ、というようなことを考えていた気がする。


あと、恥ずかしいのであまり引用したくないですが、この日記で、2005年10月31日に

恋愛という勝負において、僕は戦闘力がかなり低いので、すでに敗色濃厚である。


であれば、この勝負から逃げ出し、最初から勝負がなかったことにするほうがいい。

と自分で書いている。
まあこれも殊更に分析するまでもなく、理想的な恋愛ができないなら(いや具体的に言い換えれば、高校までの間に恋愛できなかったら、ということだが)、しないほうがまし、という態度だ。


えーとまあ上の2つの例どちらにおいても僕は、piの真の値、オハナシにしかでてこないような中学生のするような恋愛、という実際にはありえないような完璧なものを志向してるわけですが。
ここで注意すべきはどちらの場合も中途半端な位置で妥協せざるを得ない、ということ。
1つ目の例で、3.14を3.141や3.141592にしたところで、結局実際の値との誤差はあるわけですから、"真の値"などというものは実現できない。
2つ目の例も、実際にそんな中学校で美少女に校舎の屋上に呼び出されて告白されてゲーセンとかマックとか町の映画館とかでデートして手が触れるだけでもどきどきして公園でキスとかしちゃって両親がいない日に……シャワー……浴びてくるね……とか言って……ああとか言ってはじめてだから……やさしくしてね?とか言って唇を重ねてんぅ……とか言って舌とか絡めてまあそれで適当に乳首とかその他の部位をなめたりしてここ、すっげー濡れてるよ、とか言って恥ずかしい////みたいな感じでごめんなすぐ終わるからとか何とか言いながら挿入してくぅっっ……痛い、いたいよおおとか言って大丈夫?とか言って涙目の彼女がでもうれしい、的なことを言うみたいな、そんな恋愛はありえないわけであって(少なくとも僕の場合は。中学は卒業してしまったので)。


実際には、piの値は実用上の目的に応じた精度を得られる桁までで計算しなければいけないし、そんな漫画みたいな恋愛はできないけど、適当に、自分の身の丈にあったほどほどにかわいいあまり好きでもない女の子とかと付き合わなきゃいけないわけで。
結局どこかで妥協しないといけないですね。
時間は有限なので。


というわけで、長くなりましたが、ああ、生きていくうえでは、色々妥協していかないといけないな、という話なのであります。