新年の読売新聞の朝刊には,読売国際漫画大賞(http://info.yomiuri.co.jp/prize/cartoon/で見られます)の受賞作が掲載されていて,僕は毎年楽しみにしているのだが、0以上10以下の整数で点数をつけてみた。
まあかなり偏見とか入ってるが。
ていうか今年4面しかないのか。
規模縮小した?
- 大賞「2万年前の輪踊り/2万年後の小躍り」びごーじょうじ氏 2点
まあ別に面白くはないのだが,原始人の絵がかわいらしいので。
説明が必要な漫画はあまり好きでない。
- ジュニア最優秀賞 幼児・小学生部門「かいさつ口、本とうは?」古川倫太郎氏 2点
甘いかもしれないが、まあ糞つまらないじいさんが多い中子どもということで。
おにぎりと水筒がまあまあよい。
- ジュニア最優秀賞 中学生部門「猫でした」須賀愛美氏 1点
何も面白くない。
小学生レベル。
しかもタイトルで落ち(落ちとも言えないが)言ってるし。
でも女子中学生ということで1点。
課題部門
- 金賞 王金平氏 0点
まあ面白くはないわな。
- 選考委員特別賞 ネルタイル・アブレウ・サンティアゴ氏 4点
見てて楽しくなる絵なので。
- 選考委員特別賞「マリオネット」 木村俊郎氏 7点
今回最高得点。
シンプルで意外性があるのがよかった。
マリオネットの表情もよい。
- 優秀賞「掃除タイム」 宍倉ユキオ氏 0点
センスがない。
- 優秀賞 カン・テヨン氏 3点
そんなに面白くはないが雰囲気が良い。
前はもっとこういうしゃれた作品が多かった気がするのだが。
自由部門
- 金賞ウラジミール・カザネフスキー氏 5点
よいナンセンス。
- 選考委員特別賞「レディス」 森雅春氏 0点
何が面白いのかよくわからない。
「ボクシングをしてるのに口紅をつけてる」付近におもしろさを見いだすのだとは思うが。
ジェンダーをネタにしたのはあまり面白くないと思う。
まあ高齢の方なのでしょうがないかもしれないが。
- 優秀賞「ジッチャン、どっちだー?!」 重田喜孝氏 0点
何が面白いのかよくわからない。
読売新聞の投書欄「気流」にもよく高齢の方の漫画が載っているが,それらと同様に、意味が分からない。
世代が違うために笑いどころが違うのかもしれない。
- 優秀賞「ん?」 佐藤忠史氏 4点
くすりと笑った。
- 優秀賞「世界一周旅行客」 中尾忠明氏 0点
ごめん誰か解説してくれ。
- 優秀賞「偽造防止落款」 宇佐見セツ夫氏 0点
いやまあどこが面白いポイントなのかはわかるのだが。
別に笑えない。
- 優秀賞 モハンマド・アリ・ハラジ氏 2点
画風とブラックな雰囲気がよいので。
- 優秀賞「おっと失礼!」 池谷伊佐夫氏 3点
ベタだけど不覚にも少し笑ってしまった。
- 優秀賞「いいなあ、風船、肩車……」 福岡正平氏 0点
まあこの中で最低の評価。
つまらないし、こういうほのぼのはいらない。
- 優秀賞「赤電話」 キクチマサフミ氏 0点
「赤電話がかつてあって、今は廃れた」という歴史認識が前提になってるけど、今やその認識は誰でも持ってるというものでもないだろ。
この作品にしろ,先ほどの「偽造防止落款」にしろ、心の底で「新しいモノを受け入れたくない」という老人の気持ちがあるように思える。
というか、その気持ちこそが漫画のメインテーマとなっているところが面白くない。
これももしかしたら「赤電話」のところで書いた「新しいもの嫌い」の系譜かもしれないが,センスがかなりいい。
やっぱ見せ方だなあと思った。
- 優秀賞 キム・ホンス氏 0点
別に面白くない。
- 優秀賞 ホスロ・ターレブプール氏 0点
ごめんなさい、わかりませんでした。
- 優秀賞「ある場面」 あべひろし氏 0点
『戦争もじゃんけんで決めればいいのにね』みたいな感じの。
そういう何,純粋なふりをして戦争を批判みたいな。
- 優秀賞 楊劍氏 4点
なんかこういうナンセンスさみたいなのがよい。
外国人の人はタイトルつけてる人あんまいないんだから日本人の人もタイトルがなくてもわかるものを考えた方がいいんじゃないんでしょうか。