worldという単語の「月下の世界」という意味

worldという単語は、人々が暮らすこの世の中、あるいはもっと広く(より物理学・哲学的な)一切の事象が起こる舞台としての、価値中立的な「世界」の意味の他に、spiritualな世界、天上の世界、神の世界と対置される「現世」「月下の(sublunar)世界」(さらに狭めて)「世俗社会」の意味がある。
この意味で使われる時は、たいてい、語り手または語り手が語っている人々の「現世的なるもの」に対する否定的な価値判断が込められている。

the world(名詞)

例文

renunciation of the world, followed by isolation in a life of prayer

祈りを中心とした孤独な暮らしをともなう現世の否定
この意味については、ODEではhuman and social interactionという説明が与えられている。

worldly(形容詞)

his ambition for worldly success

現世的な成功を求める彼の野望
(現世的な成功=富や地位、名誉)