着いてまだ2週間も経っていないが、気づいたこと。
詳しく知りもしないのに「よくない」「いい」とはおこがましいが、今思っていることのメモとして。
よくない点・不便な点
- 地下鉄で携帯が通じない(キャリアによる?)
- 地下鉄が冷房が効いておらず暑い
- 公共交通機関でコンタクトレス(非接触式)カードが使えるのはよいが、日本で普及しているFeliCaに比べると反応速度が劣る。(体感かざして0.8秒くらい)
- 公共交通機関が時刻表通りでなく、やや不安定(と言いながら、ロンドンだと5分に1本くらいバンバン来るし、まだそこまで大きな運休やらで困った経験は少ない)
- 郊外が荒れてる感じがする(実際の危険度・民度などは不明)
→落書きや街の暗さ(印象だが…)など。
最初カムデンタウンの付近でそう思ったが、ウェンブリーの周辺とかカムデンタウンの比ではなかった…と思ったが、ウェンブリーは再開発されていてむしろきれいなエリア、という扱いらしい。そういう感想をググっていると目にした。
自分の見方が悪かったかも(それから、自分もアジア人であるにもかかわらず、人種差別的偏見ももしかしたら入っているかもしれない)。この点についてはまだよく分かっていないので、今後知見を深めていきたい。
- 商品でいちいち気が利いてない。
→例えば食器用洗剤。蓋の開け閉めが面倒。
ドレッシングの容器。注ぎ口が工夫されておらず(ただの円筒形になっており日本のような注ぎ穴の工夫とかがない)垂れた液が注ぎ口に残る。
ラップ。日本のラップとは全く違い、切れにくく、粘着せず密閉しづらい。
ペットボトル。日本のはやや適当に閉めても中身が漏れることはまずないが、ちゃんと閉めないと漏れる。
商品(食料品等)の包装。ペットボトル同様、食料品の中身の液体が漏れた。
- コンビニがない。
→日本のコンビニは日用品・簡単な衣料品や文房具(慶弔のしまで!)、コンビニスイーツ、肉まん・冷凍食品・弁当、コピー機もスキャンコピー印刷なんでもできるし、パーフェクトすぎる。リリンの生み出した文化の極みだね。ロンドンにはコンビニがないばかりに、先日は裏通りのインターネットカフェに行き、スキャン1つに1時間も待たされる羽目になった。
コンビニの素晴らしいところは例えばマルチコピー機について言えば、
コンビニ自体がどこにでもあり、
いつでも営業しており、
デジタル化されており、
簡単に操作できるというところにある。
- 小売店が遅くまで開いていない。特に日曜は5時で閉まる。
- 路上喫煙が多い。
→多すぎる。
よい点
- 人が親切で、他人を同じ人間として扱っている。
→少し困っていたらさりげなく助けてくれたり、何気ない雑談をしてくれたり。
例えば…
-
- バスで降りようとしていたが扉が閉まってしまいそうになったとき、やや怖そうな兄ちゃんがドアが閉まらないよう手で抑えてくれて、別の人が「一人降りまーす!」って運転手に言ってくれた。
- 地下鉄で満員電車状態のとき、扉付近にいたら「いったん外に出てそれからまた入りな」と言ってくれた*1。
- 郵便局で、ミスをして困っていたら、係の人(?日本の郵便局ではOBが活用されていると思うがそんな感じの人)が親身になって助けてくれた。
- 寮で、隣人が新人の自分に対しとても親切にしてくれた(知らないことの説明や、歓迎してくれる雰囲気)。
- 駅でgoodnotesで書き物をしていたら、「そのアプリ最新版使ってる?」って話しかけられた。
といった経験がこの2週間弱のうちにあった。
どれも小さなことだけど、東京では儀礼的無関心がかなり極まっていて、人が倒れてても話しかけないのが礼儀となっているくらいであるところ、ロンドンではまだ他人は同じ人間として扱われているんだなと思ったし、寮の人たちがあまりによくしてくれるのには感動した*2。
- バスが便利。昼間はロンドン中大抵どこでも5分に1本くらい来るし、いろんな路線がある。
- 公共交通機関(transport for London)の1日・1週のcap制が便利。一定以上乗る場合乗り放題になる。
→そもそも高いけどね…
→先に書いたとおり、FeliCaにはほんの少しだけ反応速度で劣るが、何の購入も必要なく、空港で降り立った瞬間から使えてどこでも使えるのはやはり便利。
- パンがおいしい。
→小麦か?水か?スーパーのパンでもめちゃくちゃおいしかった…
- 紅茶がおいしい。
→茶葉か水か気のせいか?おいしい。
- 野菜・果物が安い。
→厳密に比較してないため、体感だが。他の物価は体感日本の2倍くらいあるが、野菜は日本と変わらないくらい、ということは相対的に安い。また、果物は野菜と同等程度、ということは日本より安いと思う。日本だと、果物は(ものによるけど)「少しお高い」ものだけど、野菜と変わらないので気軽に食べられる。
特に、単身で暮らしてて調理が面倒なときとか果物は簡単に食べられるからありがたい。
- インド料理にアクセスしやすく、おいしい。
→インド系の人も多いからか、そう感じる。また、適当な店・スーパーの食材でも結構本格的な味だったり。日本でもおいしいインド料理は増えてきたと思うが、ここまで定着していないと思う。
(ただ、インドからの留学生の方に言わせると、ロンドンのは現地人向けにアレンジされており、スパイシーでないとのこと)
- オーブンが標準装備でついてくる。
→いや、日本でもオーブンつきのキッチンあるのは分かる。が、文化においては「何が『普通』とされているか」ということは大きい、というかそれこそが文化である、と言えるかもしれない。こちらではオーブンはキッチンに必須くらいの要素とみなされていると思う*3。オーブン料理やお菓子作りに利用できるのでありがたい。
- 美術館・博物館に素晴らしいものがある。
→大英帝国万歳。
- 美術館・博物館で無料のものが多い。
→ゼロコスト効果で、無料はめちゃくちゃでかい。ありがたい。
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- ロンドンの町並みが美しい。
→ジョン・ワトソン博士が角から出てきそうな気配満点。
- 公園や街の緑が多い。美しい。
→子どもを連れてきてからこのありがたさはより増しそうだが。
大きい公園は言わずもがな、都心部のそんじょそこらにも、しょっちゅう美しい公園がある。
例えて言うなら日比谷公園のデカい版が5個も6個もあり、かつミニ版の日比谷公園が至るところにある感じ。
どのくらい至るところかというと、各街路(の直観的に同じ通りだと体感できる程度の範囲)に1個ずつある感じ。
そして、小さいところも美しい。大きい公園はRegent's Parkしかまだ行けていないが、すばらしい。
- 英語が通じる。
→自分はそんなできないが、世界共通語が共通語として使われてるとか便利すぎる。
こうして書き出してみると、意外といいと思っている点も多いことが分かった。